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ボードゲームを通じた学びを

小さくてもなかなか本格的「どうぶつしょうぎ」

日本が誇るアナログゲームの将棋。これを子供向けにシンプルにした「どうぶつしょうぎ」です。

どうぶつしょうぎ

小さくても本格派

どうぶつしょうぎは、女流棋士のさんが北尾まどかさんが考案し、同じく女流棋士だった藤田麻衣子さんがイラストを担当されたということで、筋金入り。

4x3の12マスの盤面に、各4つづつの8つのコマを使ったミニ将棋です。
王将である、ライオンコマ巡って勝負します。

実は詰将棋?

小さい盤面で、限られたコマで勝負していくということで、詰将棋ととてよく似ています。
駒の数が限られているため、よーく考えないと勝てなかったり、盤面が狭いので、いつのまにか追い詰められて詰んでしまったり。

対象年齢が5歳からということで、子供をターゲットにしていますが、大人でもなかなか白熱します。
子供にとっては、「先読みする」ことを覚えられるゲームです。

ボードゲームを評する時に「シンプルだけど奥が深い」という言葉が使われますが、この使い古された言葉がぴったりです。

前作とは名前は似ているけど別?2人専用カードゲーム「お邪魔者3:対決」

カードゲームお邪魔者3:対決です。

ドイツカードゲームの名作、お邪魔者1、2の続編となる第3作目。
最新作は「対決」と名前がついている通り、2人専用の対戦ゲームです。

お邪魔者2は拡張版でしたが、本作は単体で遊べる作品です。

お邪魔者3:対決

名前は続編だけど別物

前作までで、ゲームとしてはある意味完全体です。

そこで、本作ではあえて「正体秘匿」という前作の特徴を捨て去るという究極の選択をしました。「お邪魔者は誰だ?」ではなく「相手がお邪魔者」というわけです。

確かに、2人でプレイするのであれば、「敵なのか味方なのか」という一番の秘匿要素が意味をなさないので、バッサリ切るのも頷けます。

ただ、前作までが正体秘匿が一番の楽しさでもあったため、それがなくなったら全く違うゲーム。
当然の事ながら、2人しかいませんので、協力するという要素もなくなりました。お互いに邪魔の仕合いが中心です。

この辺りの変化が受け入れられるかどうかが、このゲームが楽しいかどうかにつながると思います。

そこが理解できれば、数少ない2人専用ゲームの中では良作に位置付けられると思います。
日本語版もあり、手軽にお手頃な価格で購入できるところはポイント高いです。

9つのサイコロから始まる物語「ローリーズストーリーキューブス」

ダイスを降って、物語を作る、ローリーズストーリーキューブス(Rolly's story cubes)です。

ローリーズ・ストーリー・キューブス (日本仕様)

キャラメルのようなコンパクトな箱の中にはダイスが9つ。内容物はたったこれだけです。

遊び方

9つのダイスを振って、出た目を見て、そのイラストを元にした物語を作っていきます。
どのサイコロからスタートしても構いません。イラストは抽象的な柄も多いですがどんな解釈でもいいです。ただ、全部のサイコロを使っていきましょう。

例えば・・・
 あるところに「カブトムシ」の戦士がいました。
 カブトムシの夢は、いつかの日か「お城」の騎士になること。そのためにいつも訓練を欠かさない毎日でした。
 そんなある日、カブトムシのところに、一匹の「羊」がやってきました。
 羊がカブトムシに持ってきたのは、なんと!・・・
というような具合です。

子供の想像力・表現力に

0からお話を作っていくのは難しいですが、サイコロというきっかけがあると、意外とどんどん話が進みます。
子供の発想の柔軟さに、親は舌を巻くこと請け合いです。

子供の想像力・表現力を高めるのにおすすめのゲームです。